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水めぐる富山から、美めぐるおすそわけ

 

美は、日々の暮らしの中で体の内側から生まれてくるもの。
そんな思いで富山の暮らしを見つめたら、私たちを潤す「循環」が見えてきました。すべての背景にあるのは水めぐる物語。海から立ち上る水蒸気は立山連峰を白く染める雪となり、生命をはぐくむ水となり、私たちを満たして、やがて海へと帰っていきます。
富山の日常にあふれる美と癒しのコンテンツを、あなたの日々にお届けしたい。そんな思いから生まれた「美のこわけ」は、こころもからだも豊かで健やかな富山の日常を“おすそわけ”するプロジェクトです。

「美のこわけ」プロジェクト立ち上げの経緯

近年、ウェルビーイングやSDGsへの意識の高まりとともに「クリーンビューティ」という考え方が注目されています。新しい概念のようですが、目を向けてみれば昔から「薬売り」で知られる富山に脈々と受け継がれてきた実直なものづくりによる美容アイテムは、まさに日本のクリーンビューティの元祖と呼ぶにふさわしいものでした。
3,000メートル級の山々が連なる立山連峰と、その急峻を流れ落ちる清浄で豊かな水、裾野に広がる豊かな大地。深くえぐられた富山湾と、その底に沈む海洋深層水。世界でも例の少ない急峻な地形を持つ富山には、これらの自然を活かした素材と、ひたすらものづくりに打ち込んできた人々がいます。今回、そんな健やかな地で生まれた美と癒しをみなさまに”おすそわけ”すべく「美のこわけ」プロジェクトが立ち上がりました。

パッケージイラストについて

「『美のこわけ』のパッケージには、豊かな自然、水の恵み、歴史ある街並みといった富山らしさを表現したいと思いました。特に、湿度の高い空気が富山のブルーグレーがかった深く美しい色彩にも関係しています。これらを、それぞれひとりの女性が富山を旅するように、agoeraさんにイラストレーションで表現していただきました。agoeraさんのタッチは、訪れたことのない場所でも不思議と懐かしく、見ているとなぜか『帰りたい』と思うことがあります。手に取る人にそんな気持ちを感じてもらえたらと思っております」(アートディレクター / グラフィックデザイナー・清水彩香)
agoera / アゴエラ イラストレーター。静岡県浜松市出身、神奈川県在住。2009年 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。MJイラストレーションズ 卒業(10期生)。

「越中富山お土産プロジェクト」とは

富山県総合デザインセンターが中心となり、富山県のイメージアップや良質物産の認知度向上を目的として2009年にスタートしたプロジェクト。富山県ならではの伝統的習慣”おすそわけ”をコンセプトに、2011年に食べきりサイズの食のお土産商品「越中富山 幸のこわけ」を、2017年に工芸のお土産商品「越中富山 技のこわけ」を発売。そして2022年、県内の「美・癒し」関連商品からなる 新たなお土産ブランド「美のこわけ」が誕生します。